愛とは過去とは未来とは

「マチネの終わりに」を観る。

恋愛に限らず、人間関係はすれ違いの連続だと思うが、理解しあえる関係というのは、なかなかありそうでないと思うし、年齢を重ねると余計に実感している。

音楽が素晴らしく、クラシックギターの音に癒やされた。

原作を読んでの鑑賞だったため、納得いかない部分が大半を占め、冒頭が良かっただけに残念だった。

原作から滲み出る「愛の曲芸」は、映画からはほとんど感じられず、悔やまれる。

一方で、原作著者の創作力たるは、相当に素晴らしいのだと、改めて感じた。

愛を見つめることの尊さを体験できた作品。