ドラマ「それでも、生きてゆく」を観る。
被害者家族と加害者家族のそれぞれの立場が交錯し、物語が進んでゆく。
印象に残ったのは、母親の写真を見て加害者当人が大粒の涙を流したところや、加害者当人が妊娠した彼女を階段にビニール袋を仕掛けて転ばせ流産させたところ、そして川添のベンチで腰掛けた加害者の妹と被害者の兄がバケツに向かって石を投げながら会話するシーン。
そして辻井伸行さんによる音楽も大変素晴らしかった。
やっぱり普通に生きる、生きようとするっていうのは疲れるなと感じた。
何かを決め付けるのではなく、しっかり話を聞く、分かったふりをしない、誰しもが苦しみを感じているだろうけどその苦しみ波きっといつか誰かと分かち合える、そんなことを考えた。
希望という言葉がドラマで出てきた。心についても。
好きな人のことを考えること。誰かにもらうもの。
逃げ出すと命より先に目が死んでゆく。
朝日を見て、今日も新しい一日が始まる。
そう思えるだけで、生きてるっことなのかもしれないと思えた。