面白そうじゃないですか

映画「騙し絵の牙」を観る。

俳優陣が豪華。

印象に残ったシーンは、周囲の人々を巧みに操り面白いを実現してきた大泉洋が飲んでいたコーヒーを出版社のビルの屋上で地面に叩き付けるシーン。

そしてこの絵こそ、映画冒頭の松岡茉優が原稿にコーヒーをこぼすシーンとの対比となっており、コーヒーをこぼした方が果実を得て、コーヒーを飲んでいた方が果実を失うという結果、つまり騙し騙されの構図になっていたように思う。

謎解きの要素がもう少しあると思っていたので、そこが少し残念ではあったが、展開が面白く退屈せずに観ることができた。

その本屋でしか買えない本を売るというコンセプトは面白いと感じた。

逆サイドにはお宝が眠っているのだと気づかされた映画だった。