ディストピアと管理社会

アイランドを観る。

スカーレット・ヨハンソンが出てた。

管理社会の映画を見つけて、興味が出たので見てみることに。

アクションがハラハラ、ドキドキ。

トランスフォーマーマイケル・ベイ監督だった。

通りで見応えある。

カーチェイスシーンとか本当にすごい。

CGじゃないって気合い入りすぎ。

船で海に出ることが自由の象徴なんだと思うと、現代に生きる我々は本当は自由なんだろうけど、何だか窮屈な気がする。

マトリックス然り、なかなか今の世界や生活に疑問を抱くことなく過ごすようになる。

人間はすぐに慣れるのだろう。

未知の世界に憧れつつも、その先にある未来はもっと悲惨なのかもしれない。

映画内では2019年の近未来設定だったが、2022年現在まだそこまでクローン技術など表舞台には出てきてるのか、自分が知らないだけなのか。

人類の未来について考えさせられた。

1984を読んでみようと思う。

この世界の真実に迫ることは、勇気がいることだ。

クローン工場?からの逃亡シーンがこの映画のピークだったかな。

2時間半くらいの映画だったけど、前半がちょっとグダった気がする。

前半にアクションシーン振り分けたら良かったのにと思いつつ、シリアス感を出していきたかったのかな。

何はともあれ、2023年以降の管理社会が不安でしかない。

人類滅亡とかちょっと嫌だなー。

怒りを覚えたその時は

「82年生まれ、キム・ジヨン」を観る。

主人公の女性がこれまでの生き方や出産後の子育て、親戚づきあいなどのストレスから、ある時、誰かが憑依したかのようか症状が出るようになる話。

途中の中弛みはあったものの、映画としてすごく中身の内容だったと思う。

印象に残ったシーンは、主人公の旦那さんが、なかなか奥さんである主人公に言えなかった症状を伝えるシーン。

旦那さんのツラかった日々が涙で溢れ落ちた。

受け入れたら、あとは立ち上がるだけだ。

自分が対人関係で怒りを覚えたとき、その怒りを相手にしっかり伝えていくことは、必要な行動なのだと感じた。

ただでさえ生きづらい世界で、さらに生きづらくしてくる相手に対して、怒りの意志を表明する。

しつこいくらいに。

父親から食事中に、結婚をそそのかされた主人公の姉が「その話はやめて」とさらっと言えたシーンも印象に残った。

嫌なことは嫌と言ってもいい。

卑屈にならず、生きていこう。

他人はしょせん他人。

自分の身はまず自分が守る意識。

自分と向き合うこと以外に、生きる正解はないのかもしれない。

彼女とtgv

彼女とtgvを観る。

舞台はスイス。

線路沿いに住む女性と新幹線?の運転手がメインの短編映画。

最終的になぜ女性が人生はいつも前に進んでるのね、と思って自分がオーナー?のパン屋を新装開店したのかはよく分からなかった。

電車に向かって旗を振るという行為は無意味で馬鹿馬鹿しいと思えるものだが、それで元気をもらえてる人だっている。

誰かの優しさに触れる喜びを噛み締めることができるのも、幸せの一つの形なのかもしれない。

銃撃無双

Mr.ノーバディを観る。

主人公は謎の男、というシーンから開始。

ある日の晩、家に強盗が入る。

お金と一緒に娘?の猫のブレスレットが盗まれたようだ。

先回りすると、ブレスレットは最終的に見つかるが、物語は一気にブレスレットを奪還することが至上命題へ。

ここから、強盗探しが始まる。

という冒頭。

2時間ぐらい観てたつもりだったけど、映画は1時間半。

完成度高すぎ。

中盤からは、マフィアとも一戦交えるようになる。

ブレスレットを探しに行っただけなのに、という出来事が、風が吹けば桶屋が儲かる的にどんどん展開していくのは実に面白かった。

冒頭での強盗襲撃で活躍できなかった、いやわざと活躍しなかったノーバディことお父さん。

その様子を情けないと思っていた息子は、自宅襲撃で無双したお父さんの活躍をどう思ったのだろうか。

ブレスレットが娘に無事返されてることを願う。

ジョークの人

ジョーカーを観る。

役者の演技と脚本、カメラワークの素晴らしさよ。

途中とちゅうで、ジョーカーがヤバい雰囲気で踊ってるシーンがあった。

この時に流れる音楽がセンスありまくりで素晴らしさかった。

最後、ロバート・デ・ニーロを銃で撃ち抜くシーンはびっくり。

人間の闇か社会の闇か。

誰かがそばで寄り添ってあげる。

そんな優しさは当たり前じゃないのかもしれない。

東京の電車内で起こったジョーカーの模倣事件が記憶に新しい。

ジョークの人で、ジョーカーっていうタイトルにしたのかと思ったけれど、深読みしすぎてるかな。

浄化って何だろう

 

パージを観る。

イーサン・ホークが死ぬのはなんとなく予想できてた。

設定は良かった。

ただ、見所はあまりなかった。

最後近所の人たちが出てきてからが、一番の盛り上がりだったかな。

ラスト、助けてくれたホームレスの人をかくまって上げたほうが良かった気もする。

パージに対する家族の思想がいまいち掴めず。

設定は良かっただけに、残念。

口コミでヒットしたのだろうか。

近所の奥さんをリビングの食卓テーブルに打ち付けたシーンが印象に残った。

あれこそがパージの真骨頂だと感じた。

続編は見ないかな。