怪物だーれだ

少し前だが、映画館で「怪物」を観た。

 

三人の視点から紡ぎ出される物語を通して、偏見と狂気に満ちた自分自身の思考や存在を感じずにはいられなかった。

 

誰にでも手に入らないものは、本当の幸せじゃないのよ。

 

主人公の男の子が、最後光の中に包まれているのを見て、生きているか死んでしまったかのは定かではないが、目の前にあった幸せを掴んで、離さないようにしたのではないかと感じた。

 

鑑賞して1ヶ月ほど経過した今でも、余韻が残っている素晴らしい映画だった。

人の名前とは

映画館で「ある男」を観る。

 

名前を変えて生きてきた男の苦悩が、ありありと伝わってきた。

 

もし自分の父親が殺人犯だったら?

周りの人にそれを影で言われたら?

 

どこか自分のことを知らない場所で、違う名前で生きたいと思うのは、ありえない話だろうか。

 

自分の苦悩に対して、誰かの傷を背負って生きることは、自分だけでなく、その人をも癒やすのかもしれない。

愛とは過去とは未来とは

「マチネの終わりに」を観る。

恋愛に限らず、人間関係はすれ違いの連続だと思うが、理解しあえる関係というのは、なかなかありそうでないと思うし、年齢を重ねると余計に実感している。

音楽が素晴らしく、クラシックギターの音に癒やされた。

原作を読んでの鑑賞だったため、納得いかない部分が大半を占め、冒頭が良かっただけに残念だった。

原作から滲み出る「愛の曲芸」は、映画からはほとんど感じられず、悔やまれる。

一方で、原作著者の創作力たるは、相当に素晴らしいのだと、改めて感じた。

愛を見つめることの尊さを体験できた作品。

子供が銃を撃つ必要がある残酷さ

メキシコ映画「ザ・マミー」を観る。

 

母親がギャングに連れ去られた少女の話。

 

他にも両親や祖父母を殺された少年たちがいて、治安がわるく、食料もなく、日々殺伐とした暮らしを送っている。

 

リーダーの少年がギャングのボスらしき男のスマホと銃を盗んだこともあって、逃亡生活が続く。

 

盗んだスマホに少女の母親が鞭打たれたりしている動画があった。

 

最終的には表向きは政治家らしき男が人間を大量に殺害していた場所で、その男を閉じ込めて終了。

 

あんまり楽しめない映画だったけど、余白が多く、またメキシコという国についても考えさせられるため、映画としての評価は、数々の賞を取っているし、高いのだと思う。

 

展開が読めたのと、中途半端なホラー映画な感じがした。

 

トラのモチーフがよく出てくるものの、あまり共感できなかった。

 

冒頭の学校で発砲事件起こったのは、迫力的だったので、そのままの勢いでいってくれてたら良かったのかもしれない。

主人公が頼もしくなってた

アトランティス/帝国最後の謎を観る。

 

海底2万マイルよろしくクラーケンに襲われる船が相次ぐという事件勃発。

 

アトランティスの復興と関係あると思わせて関係なかったという話。

 

その他、風の神様やら何やら登場したが、あんまりパッとしなかったな。

 

前作は見応えあったんだけれど。

 

かくして平和は守られたという話でした。

アトランティスは実在するのか

アトランティス失われた帝国」を観る。

 

海の底に沈んだ大国を求めて航海に出た主人公の一行。

 

博物館で働くアトランティス研究に明け暮れる主人公のおかげで、何とか到着。

 

アトランティスの住民の歓迎を受けたにも関わらず、軍師がマネーのために裏切り、主人公およびアトランティス側がピンチに。

 

この辺りはインディアンやアボリジニに侵略した白人の暴挙を彷彿とさせる。

 

人々が持つクリスタルの力で、何とかアトランティス王妃?を救出し、敵となった軍師一同をやっつけることに成功。

 

アトランティスを守り抜いた主人公は、祖父や祖父の友人との長年求めていたアトランティスで暮らすことに。

 

中盤までは退屈だったが、アトランティスやクリスタル登場、軍師裏切りあたりから、まあまあ面白くなった。

 

漫画ワンピースは、アトランティスのコンセプトをかなり取り入れてるのではないか、と思わずにはいられない。

 

続編があるようなので近々観てみよう。

 

 

海に沈んだ未来の希望

海底2万マイルを観る。

 

未来にも希望はある。

私が発明したものを、いつか正しく使える時がくる。

 

終盤、クラーケンが登場してからようやく話が大きく動き出した。

 

潜水艇ってロマンがあるなー。

 

ワンピースの作者、めっちゃ影響受けてると思う。

海に沈んだ王国。

どうなる今後のワンピース。

楽しみ。